ピットブルは世界各国で事件を起こしており、闘犬としても有名で危険な犬種のイメージを抱かれている方も多いと思います。
嫌いな方も少なくないでしょう。
しかし、実際は飼い主にも従順で非常に賢く、穏やかで優しい犬種です。
闘争心や頑固な面が強い傾向はありますが、全ては飼い主次第で変わります。
では、一体なぜこのような凶暴な性格の子が世の中に溢れてしまったのでしょうか?
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犬の問題行動など、全ては飼い主次第!
ピットブルだけでなく、チワワや柴犬なども間違った飼い方により咬み付き行動に出る子も少なくありません。
そのため、現在の咬み癖のある超小型犬がピットブルと同じように中型犬で筋肉質であったならば、危険犬種に登録される可能性もあるということです。
どの犬種においても同じ状況になる可能性もあり、実際にポテラニアンや土佐犬、温厚なイメージのゴールデンでさえも殺傷事件を起こしています。
必要なことを満たしてあげることは飼い主の責任でもあり、愛犬の幸せのためでもあります。
ピットブルは初心者にオススメしない犬種!
気質にもよりますが、ピットブルは闘争心が強い傾向にあり、しつけなどは他の犬種に比べると難しい傾向があります。
初心者にはオススメしない犬種の一つでもあります。
犬を飼う理由には、「ただ飼ってみたい犬種だったから」、「ペットショップで可愛かったから」なども多いですが、そこでピットブルが選ばれたことで最終的に不幸な目に合ったピットブルはたくさんいます。
なぜなら、不十分な社会性やしつけなどによりピットブルは殺傷事件を起こしてしまうら、
そのことが原因で各国で危険犬種としても登録されます。
実際にその影響により関係のないピットブルが殺処分されました。
私がピットブルを初心者にはオススメしない理由です。
不幸な犬達を増やしてはいけません。殺処分の原因について書いた記事も参考に良かったら読んでみて下さい。
ピットブルの注意点!
ピットブルを飼育される方は、正しい知識と経験が必要です。
飼育経験のある努力を惜しまない方でなければ、どこかでミスを犯し事件に繋がる可能性もあります。
凶暴なピットブルは一度咬み付いたら本当に離れません。
飼育に必要なポイント
社会性は徹底させる必要があります。社会化期の13週齢辺りまでにいろんな外見の人や犬達、音や物などに慣れさせること。
そして、正しいタイミングで愛情をたっぷり与え、信頼関係をしっかり築き上げること。
また、権勢症候群(飼い主が頼りないと犬がリーダーになろうとするなど)は避けなければなりません。指示をほとんど聞かない状態になれば、防衛本能からの咬み付き行動にも繋がります。
必要な運動量も満たしてあげ、穏やかでストレスの少ない生活を与えてあげましょう。
シーザー・ミランのパートナー!
ピットブルといえば、私も尊敬しているシーザーのパートナーとしても有名です。
ダディというピットブルは、ピットブル親善大使としても活動していました。元々はダディの飼い主は別でしたが、シーザーへのしつけの依頼と共に、最終的には共に活動するパートナーとなりました。
シーザーの番組でも度々登場しましたが、本当に穏やかな子で、怖がりな子に対して先導して不安を和らげたり、人にはできないことをダディが協力してくれていました。
犬同士のエネルギーでないと、私達にはどうにもできないこともあるんだと感動した記憶があります。
ダディの後をジュニアというピットブルの子が引き継ぎましたが、この子達を見ていると本当に狂暴な犬種なのかと疑問を抱くほどです。
ピットブル まとめ
ピットブルは他の犬種に比べると飼育レベルの高い犬種です。
しかし、社会性や必要な運動量、信頼関係や権勢症候群などを防ぐことで最良のパートナーとなってくれる愛嬌のある犬種でもあります。
但し、飼育初心者にはオススメしません。
飼育経験があり、必要なことを努力を惜しまず注いであげられる飼い主でなければ、不幸な目に合うピットブルは減りません。
世界中のピットブル達が幸せでいられるように。そして、どの犬種においても、私達は飼い主としての責任を抱き、愛犬に必要なことを満たしてあげることを忘れてはいけません。
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