愛犬が最近良く前足を舐めていると思う瞬間のある方も多いと思います。猫のように毛繕いしているのか?フードのエキスが付いたのか?
実はそんな優しい理由ではない可能性があります。
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犬の強迫神経症(常同行動)とは?
強迫神経症とは何か同じことを繰り返す行動をとる病気です。そこが壊死するまで繰り返すこともあり油断できません。気付いた時には舐性皮膚炎が見られ始めます。
例えば、
- 前足を舐め続ける
- 自分の尻尾を追いかけ咬み付く行為を繰り返す
- 脇腹を咬み続ける
- オモチャを永遠と舐め続ける
- 同じエリアを歩き回る
などの行動が見られた場合、強迫神経症の可能性があります。
良く常同行動と呼ばれるものです。
動物園のトラやオオカミなどがぐるぐると同じエリアを回り続けているのを見たことがある方も多いと思いますが、これも強迫神経症です。
ストレスがかなり溜まっている証になります。
犬の強迫神経症の原因とは?
強迫神経症の原因は、
- 散歩不足
- 社会性不足による影響
- スキンシップ不足
- 遺伝の可能性も
- 長時間の留守番
- 常に騒音がひどいなど落ち着けない環境
など、主にストレスが溜まる状況や愛情不足が原因となりやすいです。
特に、散歩不足の重要性を理解することが一番の解決の近道です。
犬の強迫神経症の事例!
尻尾を追いかけ回し咬み続ける行為は放っておくと壊死する可能性があります。
今日もまた尻尾を追いかけてると放っておいた柴犬の飼い主さんがいましたが、気付いたら尻尾がないことに気付いたそうです。
次の日庭には尻尾の先が落ちており、咬み続けた箇所が壊死していたために千切れたそうです。
意外にもこの例は少なくないと聞きます。
犬の強迫神経症の対策は?
- 散歩を十分に連れていくこと
- 適切なタイミングでのスキンシップ
- 信頼関係の強化
- 普段と違う公園などに連れて行き脳に良い刺激を与える
- 飼育環境の改善
- 穏やかな状態で留守番させてあげる
など、やはりストレスを極力溜めさせないこと、愛情をしっかり注ぎ信頼関係を築き上げることなど、症状が現れて薬に頼る前に予防することが大切です。
まとめ
強迫神経症はストレスの証です。そして、愛情不足、社会性不足も影響します。
子犬の頃からいろんなことに慣らし、穏やかに過ごせられることに加え、十分な運動やスキンシップなどを毎日意識していきましょう。
その分、愛犬から得られる物はそれ以上に大きな物がたくさんあります。
この記事を読まれて心当たりのある方は、さっそく散歩に出掛けてエネルギーを発散しせてあげましょう!
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