グレインフリーという言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
グレインフリーとは穀物(grain)を含まないという意味です。
近所のホームセンターやペットショップで特に安く手に入るドッグフードには、ほぼ100%穀物が割合高く含まれています。
しかし、評判のグレインフリーにも落とし穴があることに注意が必要です。
では、なぜグレインフリーに落とし穴があると言われているのでしょうか?
犬にグレインフリーは本当に腎臓に良くないのでしょうか?
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グレインフリーは穀物フリーからジャガイモや豆類などに!
グレインフリーの穀物がフリーになった代わりに、ジャガイモや豆類などが使用されているフードもあります。
実際にこれらのフードの存在により、獣医師さんもグレインフリーが良いとは言えないと意見する方もいます。
ジャガイモ等は血糖値が急上昇(下降)させる高GI値の食材です。豆類もレクチンやサポニンなどが腸や肝臓などに悪影響するという報告もあります。
犬の腎臓には高たんぱく質が悪影響?
多くのサイトには高たんぱく質は犬の腎臓に悪影響だからたんぱく質は控えめにするべきとの意見も多く見られます。
しかし、ジョージア大学などの研究結果によると、たんぱく質は犬の腎臓に悪影響を及ばさないことが証明されています。
元々、高たんぱく質の食事が犬の腎臓に悪影響を与えるという科学的な根拠は見つかりませんでした。
慢性腎臓病など、たんぱく質を抑える必要がある子には例外ですが、高たんぱく質だからと不安を抱く必要はありません。
しかし、大切なことは動物性たんぱく質が良質であり、肉の種類は何かということです。
犬は牛肉アレルゲンになりやすい?
穀物がアレルゲンになりやすいことは有名です。
しかし、実際にアレルゲンの調査結果として犬には牛肉が一番多く、続いて乳製品、鶏肉とたんぱく質が続いていました。
小麦は少し高めでしたが米やトウモロコシなどは比較的少なめの数値でした。
但し、穀物の糖質は癌の原因にもなりやすく、食物アレルギーではないから安心という訳でもありません。
まとめ
現在グレインフリーは多く販売されるようになりました。
しかし、穀物がフリーになったからといって動物性たんぱく質がメインになっているという訳でもありません。
実際に原材料を見ると、たんぱく質が動物性なのか植物性なのか、穀物の比率がほとんど代用品に変わっただけのグレインフリーもありました。
私はオリジンのグレインフリーが一番オススメだと感じていますが、イエイヌとして消化能力も向上した犬達にとって、本当の理想が何なのかは難しいところです。
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