彼女はある奇跡を生んだ素晴らしい女の子です。
彼女は一体どのような奇跡を起こしたのでしょうか?
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ゴールデンレトリバーのもも子との出逢い!
岩手県で住職をされている中野さんは、広告ページのゴールデンレトリーバーを譲るという内容を読み、過去に飼っていたシェパードが忠実だったこともあり何かの縁だと家族に迎えることに。
白い巻き毛の奥に覗く皮膚が桃の花のように可憐で美しいということから「もも子」と名付けられました。
ある青年との出逢い!
普段の散歩コースにある川沿いには上流から流れてくるゴミや不法投棄のゴミで溢れていた。その当時は目を背けていたが、趣味のカメラのために山登りをした際にある青年が一人でゴミ拾いをしている瞬間に出逢った。彼は普段から山登りをしており、大好きなこの山のためにボランティアでゴミ拾いをしていたそうです。
彼に良い刺激を受けた中野さんはさっそく翌日からゴミ拾いを始めました。
川に流れたゴミを自ら拾うもも子
川に浮いたゴミを拾う際に川に滑り落ちてしまった中野さんでしたが、その時もも子は川に入って代わりにゴミを拾ってきてくれました。
その日から中野さんの手の届かないゴミを拾ってきてくれるようになりました。しかも、木の枝など自然なものには目もくれず人が捨てた物を拾ってきました。
驚いたことに、もも子はポイ捨てした瞬間を目撃した時にはそのゴミを拾い捨てた本人に渡しに行きました。
もも子にテレビ取材も!
ゴミを拾う可愛いゴールデンレトリーバーがいると口コミで広がり、ついに地元のニュース番組でも放送されました。
テレビを見た多くの人達が共に清掃活動をするようになり、町の美化は更に加速しました。
怪我をしてもゴミを拾うもも子!
落ちたビンの破片で肉球を切って怪我をしたもも子でしたが、怪我が治ってももも子はゴミを拾い続けました。
中野さんは彼女の姿に背中を押され、他にも何かをしなければと一通の手紙を役所に送りました。「ごみポイ捨て禁止条例」を設立してもらうためです。
もも子の活躍で条例までも制定される!
1999年には罰則付きの「ごみポイ捨て禁止条例」が制定されました。もも子と中野さんの努力の成果です。ポスターにはもも子を起用しました。
一匹の犬の行動が条例までも制定されるのは凄いことです。
もも子の最後の仕事!
中野さんの奥さんが散歩中に知り合いの方と会い少しもも子を待たせた後に戻ったら、足元にペットボトルがありました。
これが最後のもも子の仕事となり、彼女は次の日に14歳の高齢で亡くなり、多くの功績をたたえ知事感謝状が送られました。そして、お別れ会として多くの方が参列されました。
まとめ
ゴミは本当に毎日拾っていても新しいゴミが落ちていてガッカリさせられます。
もも子の行動は本当に凄いと思います。彼女が残した影響や功績は多くの方の記憶に残り続けて欲しいです。そして、中野さんの行動力も凄く尊敬に値します。
皆さんがこの事実を知り、不法投棄やポイ捨てを一切止めれば日本は美しく自慢の国になるでしょう。
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