ドイツがペット先進国であり、犬の殺処分も0というのは有名な話ですが、野犬を射殺していることはご存じでしょうか?
ティアハイムやしつけなどペットに対する意識は凄く高いですが、実際は良いことばかり報道されるので裏側をあまり知る機会がありません。
今回は私自信けっこうショックな数値でしたので紹介していきます。
contents
野犬が犠牲になっているドイツ連邦狩猟法!
ドイツは2002年に憲法にも動物保護が導入され、州などにより更に詳細な内容として制定しています。
しかし、ドイツ連邦狩猟法という野性動物の保護として合法的に野犬などの駆除を許可されているのです。
しかも、年間約6万5千頭と言われています。猫に至っては約40万頭。
これは日本の殺処分数が平成27年では猫が約7万頭、犬は約1万5千頭なので全然それよりも多いです。
先進国と言われ全てが凄いと感じるイメージを抱きますが、実際はやはり裏もあります。
反対運動や法律の改正を求める声もあるみたいですが、実際は足と目で確認していかないと分からないことも多いと感じます。
犬のしつけに力を入れる理由?
ドイツではかなり犬のしつけにも意識が高いイメージがありますが、これには狩猟法の影響もあると感じます。
なぜなら、狩猟者による犬や猫の駆除として駆除の対象となる野良犬は飼い主がいないことともう一つ、猟区内で飼い主の支配を離れて徘徊する犬も含まれるそうです。
よって、しつけもできておらず信頼関係が築けていない愛犬がもし首輪が抜けて脱走なんていうことになれば、駆除の対象になる可能性が高くなるということです。
呼び戻しができないことは命取りとなってしまいます。
野犬を射殺!安全確保のため警察官が?
ドイツの警察官が安全確保のために犬を射殺した犬の頭数は2015年で11901頭だそうです。
公園で犬をリードから放したという理由で飼い主の目の前で射殺したという事件も起きています。
安全確保という根拠は実際に見ていた訳ではないので分かりませんが、かなりの問題となりました。
行政による射殺。
殺処分ではないのでしょうか?
犬の殺処分命令書が下ることも!その数も相当数!
ドイツのヘッセン州では危険犬種リストがあり、公共の秩序や安全のために獣医師の判断により殺処分が必要であれば殺処分命令書が作成される可能性があるそうです。
そして安楽死させられます。
たしかに気質の関係上問題行動があると危険な状態に陥りやすい犬種もいますが、しつけや社会性を十分取り入れている先進国が事前に問題行動対策を徹底することや、遺伝性疾患、不妊手術など力を入れるべきポイントがあり、命を大切にするという趣旨からずれている気もします。
ドイツ 野犬射殺 まとめ
ドイツは殺射殺0と言われていますが、実際にはへッセン州など行政が危険犬種リストを作成したり、安楽死の必要がある場合は殺処分命令書が下るそうです。
その数も相当数と言われており、なぜ公に殺処分0と公表されているのか不思議です。
今回の警察官による射殺理由も調べていくと妥当ではない例も多そうです。
しかしドイツは愛護に対する姿勢が強い面も多くアンバランスな気がしてなりません。
脱走防止や呼び戻しなどのしつけの強化も飼い主さん達はかなり力を入れていると思いますが、ドイツでは安心して散歩に連れて行けない方も想像以上にいるのではないかと思われます。
【関連記事】