中国で犬肉が食べられていることは有名です。
また、犬肉祭りが開かれるくらい犬肉は人気だとイメージされている方も多いと思います。
犬食文化は台湾では禁止の傾向となり、韓国でも若者を中心に家畜から家族に変わりつつあります。
中国では実際にどうなのでしょうか?
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犬食祭り!世界でも悪い意味で有名!
中国の玉林(ユーリン)市において、夏期に一週間程「犬食祭り」が開催されます。
この期間に約1万匹は肉に加工されるという。
なぜ夏期なのかというと、犬肉は夏バテ防止などスタミナ料理として愛されているためです。
【犬肉祭り自体は開かれていない?】
実際には祭りが開かれている訳ではなく、犬肉が繁盛しやすい期間(日本でいう土用の鰻)だからということみたいです。
地元の方は普段から食べているそうですが、この期間にはかなり繁盛するそうです。
しかし、中国の山東大学の教授が玉林市での犬肉文化を調査したところ、日常的に食べられてはいなかったそうです。
【犬肉祭りに最初に反対運動を始めたのは中国人?】
各ペット先進国の犬愛好家を始め、多くの方達が犬食文化に反対運動をしています。
しかし、実際に中国の犬愛好家が率先して反対運動を始めたという声もあります。
犬を運んだトラックを襲い奪うなんてことも。
実際に犬料理を出している店は、様々な愛護団体などから嫌がらせをされ困っているという話もあります。
そのため、犬肉祭りでは警備が厳重にされ、活動家はほとんど入れないそうです。
【犬肉祭りの歴史は浅い!】
玉林市の犬肉祭りは2010年からと日は浅いです。
きっとご当地メニューでも作る感覚で、犬肉祭りを始めようと決められたのではないかと思ってしまいます。
中国全土では犬の肉の消費は少ない?
ある動物保護団体の調査によれば、中国主要都市で過去2年間に犬肉を食べたことがある人は25%以下という。
しかし、世界の犬肉の消費は中国が1000万頭程と半分程を占めているのは事実です。
但し、牛や豚などを含めた肉の消費量は犬肉の消費量の800倍程だそうです。
【飼われている犬も盗む】
残酷な殺し方をする上に、愛好家が飼っている犬を盗むこともあるそうです。
犬肉祭りでは扱う数も膨大であり、数が足りなければ盗んで肉にして販売するなんてことも実際に行われています。
中国の犬食文化!苦しめると肉質が良くなる?
これは韓国の犬食文化の記事でも書きましたが、やはり犬を苦しめると肉質が良くなる迷信が信じられているそうです。
そして、犬を殺す際は玉林市でも犬達の前で。もちろん犬達は怯え、表情も悲しみで溢れています。
また、子供達が目の当たりにする学校の前で殺すことが法律に反すると有罪になった業者も。
批難の理由の一つは、この残酷な殺し方にもあります。
犬達を檻にパンパンに積め、トラックから下ろす際にも放り投げる。その際に骨折する子も。
そして、殴り殺しや生きたまま熱湯に浸ける。忙しい時は素早く処理すると言われていますが、暇な時は迷信を信じ苦しめるのでしょうか………。
国内からはもちろん、各国からの批難が殺到していることから政府も支援は一切せず、2014年以降は公共の場で殺すことを禁止しています。
まとめ
中国の玉林市での犬肉祭りは、市場はありますが実際に行われている訳ではなく、現在では公に殺したりはしていない報告もあります。
しかし、世界の半分程の犬肉消費があり、その中には飼われていた犬を盗み肉に加工された数も含まれています。
殺し方も酷く、私も生きたまま下半身を熱湯に浸けられて調理された動画を観たことがあります。
檻の中で怪我をし、ウジが湧き、骨折をし、さらにいたぶられて殺される。
人のやることじゃないですね。
牛なら良いのか?
豚なら良いのか?
以前の話だと思います。
大切なのは、全ての中国人の方が犬肉祭りに賛成していないことです。
むしろ、反対している人のほうが多いようです。
現在は韓国と同様、犬は家族という考えにもなりつつあります。
しかし、問題はいろいろとありそうですので、また解決策も私なりに考えながらまとまりましたら、書かせて頂きますね。
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