小型犬は凶暴で怖いイメージがある方も多いと思います。
以前「チワワが怖い?」の記事でも書きましたが、原因は様々です。
実際にこの記事を読んでいる飼い主さん。
これからチワワを家族に迎えようと考えているあなたの参考となれば幸いです。
それではさっそく解説していきます。
contents
飼い主が愛犬に愛情を与えるタイミングに問題がある?
飼い主さんが愛犬に愛情を与えるのは大切です。
コミュニケーションの一つでもあり、信頼関係を築く良い機会でもあります。
しかし、小型犬に対しては、
- 愛情の与えすぎ
- 愛情を与えるタイミングの間違い
など、間違った愛情を与えている傾向があります。
この間違いは、小型犬が凶暴になる原因の一つとなります!
例えば、小型犬の愛犬が何かに対し警戒して吠えて威嚇している時に、
「ダメでしょ◯◯ちゃん!」
などと笑顔で体を撫でながら叱ったとします。
しかし、それは小型犬の愛犬にとっては「威嚇して吠えることが正しい」と判断してしまいます。(強化される)
これが間違った愛情です。
きっとその時に愛犬は、「追い払おうとしていることに対し飼い主が応援してくれている」と思っているかもしれません。
小型犬は常にストレスを感じている?
小型犬が常に凶暴であるということは、常にストレスを抱えているということです。
今の犬達にとっての理想は、
-
常に穏やかでいられる
-
最適な運動が毎日できる
-
健康的な食事を食べる
-
疲れて眠る状態
この状態がベストでしょう。
それが本当に犬にとって理想とは言いきれませんが、もし愛犬が亡くなってしまった時に「もっとしてあげられることはなかったのか?」と後悔しない大切に考える必要があります。
犬達にとって頼れるのはあなただけです。
そして、小型犬だからと散歩にも連れて行かず、常に室内で何かに対し警戒していなければならない。
留守番中でも、飼い主がいる時でも、小型犬は吠えて落ち着かない子も珍しくはないでしょう。
これでは、ゆっくり寝られず常にストレスを感じていると言っても過言ではありません。
小型犬を人形と勘違いしている?
小型犬は人形ではありません。
犬は鼻を使っていろんな匂いを嗅ぎ、脳に刺激を与えたり様々な情報を取り入れることが必要です。
自分の足で歩いたり走ったりすること。
高齢になってからは筋肉が落ちて歩くことも困難になります。
そのため、散歩はもちろんですが、嗅覚や筋肉を使うことも遊びに取り入れると良いですよ!
小型犬は特に警戒心が高い?
警戒心はどの犬種にもあります。
そして、その警戒心レベルは本来の気質にも関係します。
私達でも警戒心のない人間はいないのと同じです。
トラウマがあれば呼び鈴にも反応してしまう人もいるのではないでしょうか?
小型犬は体が小さい分、やはり他の中・大型犬よりも警戒心は強い傾向にあると言われていますが、それは社会性不足や間違った接し方などが関係して強化されている可能性もあることを忘れてはいけません。
必ずしも小型犬は警戒心が強いから威嚇して吠えやすいと考えるのは間違いでしょう。
小型犬を散歩に連れて行かない飼い主が多い?
小型犬を散歩に連れて行かない飼い主は本当に多いです。
たしかに中・大型犬などに比べ、必要な運動量は少ないです。
犬の散歩の重要性について書いた記事でも解説しましたが、散歩のさせすぎにも注意は必要です。
しかし、それ以上に散歩不足は深刻な問題です。
愛犬にとって全ては飼い主次第です!
知り合いにも散歩はさせないと頑固になっていた方がいましたが、それは犬を飼う資格がないのと同じです。
小型犬は毎日狭い空間で、大して変わらない同じ生活を死ぬまで繰り返さないといけないんです。
私達ならうつ病になりますよね。
小型犬を抱っこするのは間違い?
小型犬に限らず、愛犬を抱っこするのは必ずしも悪いことではありません。
病院などで台に乗せる時にも、慣れは必要になります。
良いとも言えませんが、抱っこし過ぎは権勢症候群の原因にもなります。
特に人に対して威嚇する小型犬をほとんど顔と同じ位置に抱っこしては、かなり警戒して近寄った人に吠えるでしょう。
腰の位置に変えるだけでも全然変わる可能性があります。
抱っこの仕方も体に負担がかからないよう気を付けましょう。
小型犬に多いのは社会性不足!
小型犬には社会性不足の子が多いです。
それは、先程解説しました散歩不足もかなり影響しています。
何か家の外から聞きなれない音がすれば、警戒心が高まり吠える。
たまに散歩に行って他の犬と鉢合わせば、挨拶の仕方も分からず警戒して威嚇する。
知らない人が来れば、接し方が分からず最悪咬み付く。
全て原因がハッキリしてますよね?
私達と子供の頃に学んでいなければ、初めてのことにはドキドキして不安になりますよね。
それと同じで、社会性不足の犬達は不安で仕方ないんです。
小型犬にとって飼い主は頼りない?
これも先程解説しました権勢症候群という症状です。
飼い主が頼りないため、リーダーになれず、愛犬は不安定になり、縄張り意識が高まったり警戒して吠えるなどの問題行動が起きてしまいます。
小型犬に限らず、実はかなり多いです。
食事中に唸って怒るのも、これが原因の可能性は高いです。(フードアグレッシブ)
しっかり散歩などで信頼関係を築き、正しいタイミングで叱り、指示を出すなどを常に毎日意識しましょう。
まとめ
小型犬は狂暴のイメージが高いですよね。
それにはもちろん原因があり、社会性不足、権勢症候群、間違った愛情、散歩不足など様々です。
小型犬は警戒心が高いと言われていますが、本当にそうなのでしょうか?
気質も関係しますが、大人しく人懐っこい小型犬もたくさんいます。
違うのはきっとこれらの原因ではないでしょうか?
皆さんの愛犬が威嚇したり咬んだりして悩まれているのなら、まずは十分な散歩から信頼関係を築き直してみてはいかがでしょうか?
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