愛犬と一緒に旅行に行こうと思ったのに、飛行機に乗せるのを断られてしまうことがあります。
一体なぜなのでしょうか?
それには、ある理由があります。
調べてみたところ、JALやANAなど会社ごとに条件が違いました。
子犬やパグ、フレンチブルなど大切な愛犬を飛行機に乗せられるのでしょうか?
飛行機会社ごとの制限を調べ、まとめました。
また、死亡率も低いとは言えないのかもしれません。
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JALの犬を乗せられない条件とは?
JALでは、お預けいただけないペット(今回は犬のみ)の中に、
- 生後8週間以内の子犬
- ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグなどの短頭犬種
- 実験を目的とした犬
と記載があります。
更に、短頭犬種は高温に弱い、熱中症や呼吸困難を起こしやすいなどの理由として、
- ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグは年間を通じてお預かりできない
- その他のボストン・テリア、ペキニーズ、シー・ズー、パグなどの21種類は、国際貨物は年間を通して、国内貨物では毎年6月1日~9月30日の間はお預かりできない
と、記載されています。
以前ボストン・テリアの記事でも少し触れましたが、短頭犬種は暑さに本当に弱いです。
室内でも気を付けません。
ANAの犬を乗せられない条件とは?
では、JALとANAでは条件が違うのでしょうか?
ANAでは、お受けできないペット(今回は犬のみ)の中に、
- 夏季期間中の短頭犬種(5月1日~10月31日)
- 国際線では通年受託停止
- 脱水症状を起こしやすい、生後間もない子犬
と、記載されています。
こちらももちろん、熱中症や呼吸困難に陥る可能性が高いことが関係しています。
JALとの違い
- 短頭犬種の受託停止リストはANAでは13種類
- ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグは夏季期間中以外では利用可能
- 生後○ヶ月と細かい設定がされていない
- 夏季期間が2ヶ月ほど長めに設定されている
この辺りに違いがあります。
シャーペイやマスティフなどがANAにはリストに含まれていませんが、利用履歴がほとんどないのか、専門家からリストに入れる必要がないと言われたのか定かではありませんが、短頭犬種であることに変わりはありません。
私は何かあったら怖いので、リストに入れるべきだと思います。
スターフライヤーの犬を乗せられない条件とは?
スターフライヤーの条件は、
- 夏季期間5月1日~10月31日は特定の短頭犬種のお預かりを禁止している
- 飼い慣らされた小犬(子犬?)
と、禁止期間はANAと同様です。
しかし、子犬に関しては細かい指定はありませんでした。
お預かりできるペットは小犬、猫、小鳥等に限ると記載されていましたが、成犬はダメなのか、猫に決まりはないのかなど、少し分かりづらい気がします。
該当犬種
ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグ、パグ、ボストン・テリア、ボクサー、シー・ズー、キングスチャールズ・スパニエル(?)などの13犬種
スカイマークの犬を乗せられない条件とは?
スカイマークエアラインズにおいては、
短吻種犬は航空輸送時の環境変化の影響を受けやすく、体調に変調をきたす恐れがある為、下記の短吻種犬のお預かりをお断りしている。(文章は省略などしています)
該当犬種
ボストン・テリア、パグ、シー・ズー、ブルドッグ、ボクサー、ペキニーズ、チン、チベタン・スパニエルなどの短吻種犬
との犬種の記載がありました。
フレンチ・ブルドッグなどは記載されていませんでしたが、該当犬種の説明の最後に「など」と記載されていたので、きっと該当している可能性は高いです。
また、子犬の関する記載はホームページにはありませんでした。
飛行機での犬の死亡率は高い?
私は飛行機による輸送はどの犬種においてもオススメしません。
そして、死亡率も低いとは限りません。
短頭犬種は本当に暑さに弱く、多くの航空会社でも制限されていますが、実際にはどの犬種においても死亡する可能性はあります。
事例を挙げると、
- チワワを飛行機に預け、1時間後には死亡して帰ってきた(体温が45℃にもなっていた)(2013年ANAにて)
- ユナイテッド航空にて、頭上の荷物入れにしまうよう強制され、着いた頃には死亡していた
- フレンチ・ブルドッグが熱中症になって帰ってきたが数日後に死亡した(2006年JALにて)
などの報告がいくつも出てきました。
ケージの破損による事故も起きています。
犬にストレスをかなり与えることに
飛行機に慣らすことは簡単ではありません。
私達でも大きな音に心拍数が上がるくらいです。
犬達にとっては未知の体験でもあり、大きな音、大きな気温の変化、揺れなども含めストレスを感じるには十分過ぎます。
犬は環境の変化に不安を感じやすいです。
ペットホテルに一晩預けただけで、ストレスにより皮膚が荒れる子もいるくらいです。
まとめ
今回は、JAL、ANA、スターフライヤー、スカイマークでの犬の空輸制限について書きました。
やはり各会社により設定に違いがありました。
短頭犬種はJALが21種類と一番多く制限されていましたが、他にも短頭犬種はいます。
また、子犬に関する設定が曖昧でもあります。
これまでにも空輸の際の死亡事故は幾つも発生しており、その度に改正はしていますが、本当に短頭犬種だけで良いのかも不安です。
私自身、愛犬といろいろな場所に出掛けたいですが、何度もストレスを与えたくはありませんし、その旅が最後になるリスクは負いたくありません。
犬の空輸制限には、もっと制限には細かい設定が必要でしょう。
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