犬の幸せって何でしょうか?
現在では愛犬をぬいぐるみのようにカラーしたり、芸を仕込んだり、犬らしさって何だろう?と疑問に思う機会も少なくありません。
食べ物も全て飼い主から貰うことができる。
しかし、犬自身でできることはかなり限られている。
犬を飼う人が減り続けていることについて書いた記事でも少し触れましたが、犬達が理想とする生活とは一体何なのでしょうか?
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犬には自由がない?私の本音を言います!
私は、犬達の自由はかなり制限されていると思っています。
犬達は、
- もっといろんな場所に行ってみたい
- いろんな匂いを嗅ぎたい
- 仲間と群れを作って暮らしたい
- 子育てをしたい
など、本能をもっと生かし、自由な暮らしがしたいのでは?と、いつも思っています。
しかし、現在の国内では限られた範囲での散歩、「散歩に連れて行かない」と頑なに言い張る飼い主もいるくらいです。
また、愛情も不足。
室内では寝る以外には何もすることが無く、何かを訴えたくて吠えても怒られ叩かれ、お腹が空いても獲物を獲ることもできない。
私が犬の為に人生をかけようと決心した理由!
私が犬達の為に人生をかけようと決心した理由。
それは、私が精神的に辛い時にはいつも側で支えてくれた愛犬がいたことでしょうか。
彼女がいなければ命を絶っていたかもしれません。
また、子供の頃に食事中の犬を触り咬まれ、かなり血だらけになりながらも、なぜか全くその犬は悪くないと感じていたこと。
犬達は自由が限られている中でも、素直で優しく、嬉しい時には満面の笑みで寄り添ってくれる。
いつでも飼い主を信じ、忠実であり、愛情を与え続けてくれる。
そして、何より裏切らない。
そんな犬達が不幸になるのを見たくないと思ったことなどが理由でしょう。
信頼関係を築けた愛犬とは、親子と同じ癒し効果をお互いが受け取ることができる程です。
犬達は皆、幸せになる権利がある。
どの犬達も飼い主次第で犬生が決まります。
殺処分された犬達も、飼い主が愛犬の幸せを本気で願い、それを行動に移すことができていれば、皆幸せに一生を過ごすことができたのではないでしょうか。
犬の本能から考えてみる!
どの犬にも警戒心はある
犬種紹介を読むと、この犬種は警戒心が強いと目にすることも多いと思いますが、どの犬種においても警戒本能はあります。
小型犬はやはり警戒心は強いですが、それも個大差があるでしょう。
必ずしもその犬種が警戒しやすいとは言えません。
社会性や信頼関係など、どのくらいのレベルの犬達を何頭で比較したデータなのでしょう。
社会性が不足し、何かに警戒して吠えるのは当然です。
きっと権勢症候群にもなっているでしょう。
原因を取り除かなければ、叱り叱られる日常は変わらないでしょう。
犬は運動が限られている
国内では思いっきり走り回れる広い庭を持つ戸建てはほとんどなく、アパートやマンションで散歩にまったく連れて行ってもらえていない子も少なくありません。
ドッグランにも頻繁に行ける訳ではありません。
一度も連れて行ったことがない方も多いのではないでしょうか?
せめて散歩に連れて行ってあげなければ、
- 退屈でストレスが溜まり常同行動に繋がる
- エネルギーが有り余り、無駄吠えしたり家具を破壊する
などの行動に繋がってしまいます。
犬は仲間と群れで生活したい
犬は本来群れを作って生活する生き物です。
それが、現在では家族が群れとなっている状態でしょう。
群れの中にはリーダーがおり、それぞれに順位があります。
群れで移動する際にも、リーダーは先頭を、臆病な犬は後ろで警戒するなどの役割があります。
実際、家庭内で飼い主がリーダーとなれていなければ、問題行動が起きて当然です。
例えば、フードアグレッシブです。
食べ物はリーダーから食べるのに、頼りない飼い主から与えられる違和感、食べている最中に触ったり取り上げようとすれば、怒るのは当然です。
自らリーダーになりたい犬は少ないと言われています。
犬は繁殖ができない
私達も子供が欲しい、子供の成長が楽しみと誰もが思うでしょう。
しかし、犬達はどうでしょうか?
様々な病気のために不妊手術を行う。
しかし、その不妊手術も本当に必要なものなのか?
先進国では反対の意見も多いのをご存じでしょうか?
大型犬にはデメリットが多いとも言われています。
殺処分を防ぐ為にするべきだとは思いますが、殺処分が行われる原因がそもそも私達人間の身勝手のせいです。
ブームなどにのり近親交配などが行われ、その中で飼育放棄された犬達や、野犬となった犬達が繁殖して捕らえられたことなどが原因だからではないでしょうか?
犬達はこれまでどれだけ人間に振り回され、悲しい思いをしてきたのか。
こちらの記事も読んで頂ければ、更に分かりやすいと思われます。
犬達が望む理想とは何か?
犬達が望む理想。
本当に理想を求めるのなら、オオカミのような生活でしょう。
しかし、様々な犬種に改良され骨格も変わり、トリミングやケアなども必要となった犬達にはとても過酷な環境かもしれません。
私達の家族として共に生活するにあたり、犬達が本当に幸せに過ごすためを考えなければいけません。
国内を前提とすれば、
- とにかく散歩は最優先。犬種に合わせ室内で疲れて眠るくらい十分な運動を(但し、負担はかけすぎないこと)
- 愛情は正しいタイミングでたっぷりと
- 社会性不足は避けること
- 飼い主がリーダーとなること
- 信頼関係は常に意識
- 権勢症候群は避けること
など、他にもドッグランに連れて行く、いつもと違う公園で嗅覚を使わせるなど、本能を生かすことも大切です。
ノーズワークなどで嗅覚を使った遊びも脳に良い刺激を与えるでしょう。
犬らしく、家族を居心地の良い群れとしてストレスを溜めさせないことが大切です。
犬の幸せ まとめ
私が犬達の為に人生をかけることを決めた理由をお話ししました。
犬達は本当に素直で優しく、忠実であり、いつも支えになってくれます。
信頼関係を築けた愛犬とは、お互いに幸せホルモンの癒し効果を受け取ることができます。
そんな素晴らしいパートナーは他にいるでしょうか?
私は愛犬に何度も支えられてきました。
犬達は自由がかなり限られています。
その中でも笑顔で愛情を与えてくれます。
問題行動があれば、必ず何か原因があります。
原因を改善しなければいけません。
決して叩いて恐怖で押さえつけてはいけません。
オオカミのように自由に群れで暮らすことは、現在様々な犬種においては骨格も毛質も様々でもあり厳しいと思われます。
私達の生活環境で考えなければいけません。
十分な運動、嗅覚を生かす遊びなど、本能を生かすことも大切です。
また、家族を居心地の良い群れとしてストレスを溜めさせないことも大切です。
全ての犬達が幸せでありますように。
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