犬でぶさかわと言われれば、まず頭に浮かぶのは「パグ」なのではないでしょうか?
その個性的な外見から映画「MIB」に登場したり、日本では「結婚できない男」にレギュラー出演したりと世界中で愛されている犬種です。
しかし、パグの飼い方には注意点もいくつかあります。
特に夏の散歩は危険も伴います。
では、パグの注意点とはどのようなことがあるのでしょうか?
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パグの飼い方の注意点とは?
まず、パグは短頭犬種ですので暑さに非常に弱い傾向があります。
そのため、他の犬種よりもかかりやすいと言われている病気もあります。
パグがかかりやすい病気とは?
パグがかかりやすいと言われている病気には、
- 軟口蓋過長症
- パグ脳炎
- 気管虚脱
- ドライアイ
など、パグは体型や構造によりかかりやすい病気が幾つかあります。
事前にその病気の症状などをチェックしておくことと、毎日愛犬を観察しておくことが大切です。
次の日には便や呼吸など体調が崩れる可能性もあります。
早期発見できることはかなり大切です。
パグに必要なケアとは?
パグは顔のシワが特に多いので、こまめにシワ内を拭いて清潔にしてあげる必要があります。
これをしなければシワの間に炎症が起こり、感染症などの原因にもなってしまいます。
また、パグは垂れ耳ですので耳の病気対策にもこまめに中を覗いたり、匂いを嗅いでケアをしてあげましょう。
内耳炎にもなれば大変なことになってしまいます。
パグは抜け毛が多い?
パグは短毛ですので抜け毛は少ないと思われがちですが、実は換毛期にはかなり毛が抜けます。
抱っこしただけで服や腕などにびっしりなんてことにも。
これはボストンテリアやフレンチブルドッグにも共通して言えることです。
定期的にブラッシングして皮膚を健康にも保ってあげることが大切です。
それでもパグの毛は抜けるので、服についた時など用にコロコロなどは用意しておきましょう。
パグは飛行機に乗せられない?
これはパグだけに限らず、短頭犬種は空輸制限があります。
JALやANAなど空輸制限は会社により少し違いがあるので、詳しくは下の記事をご覧になると分かりやすいと思います。
基本的には夏期は乗せられない会社が多いです。
この夏期の期間も会社により違いがあり、子犬などの細かい制限なども明確には記されていないので、詳細は直接電話して聞かれたほうが確実でしょう。
パグの散歩はどのくらい必要?
パグは小型犬ですので比較的少なめではありますが、まったく行かなくて良いということではありません。
大雨でない限り1日2回各2、30分は行きたいところです。
エネルギッシュな子ならそれ以上でももちろん大丈夫ですし、老犬なら様子見ながら途中で休ませてあげることも必要です。
しかし、大切なのは散歩の質ですので、ただご近所さんと立ち話しておしっこだけさせて帰るなどではまったく足りてないでしょう。
しっかり運動させ、匂いを嗅がせて脳に刺激を与えたりさせてあげましょう。
雨の日は室内でノーズワークもオススメですよ。
パグの散歩の注意点
夏場の暑い日の日中の散歩は避けましょう。
地面を触って暑ければ冷えるまで待つことと、地面が芝生だからとドッグランなどで思いっきり走らせた場合は呼吸の仕方や体温などを確認することは必須です。
もちろん散歩でも同様です。
犬の熱中症はかなり危険と言われています。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
パグのファンが多い理由!
パグの人気の理由は、やはり個性的な外見からでしょう。
ファンになると他の犬種は選べないと言われる程です。
誠文堂新光社からも「パグ・ファン」という専門雑誌が発売されています。
流行りの犬種は芸能人にも影響されると言われていますが、パグを飼っている有名人にもパリス・ヒルトンやジェシカ・アルバ、デザイナーのバレンティノさんなど多くの有名人の方達にも愛され続けています。
メイインブラックやパグ・アクチュアリー、結婚できない男など様々な映画やドラマで起用されていることも影響があるでしょう。
パグの性格は?【経験談】
パグの性格は、
- 大人しい
- 甘えん坊
- エネルギッシュ
- 嫉妬深い
- 頑固
など様々な傾向があります。
私の経験上、会ったことがあるパグ達は落ち着いている子も多いですが、スイッチが入ると興奮が止まらない子もいました。
どの子も大人しくのんびりしているとは限りません。
性格が活発で指示で大人しくできる子もいますが、興奮が止まらず咬み癖などに発展する子は社会性不足と運動不足、権勢症候群などの可能性も高いです。
呼吸が荒くなりやすいパグは必要のない興奮は控えたほうが健康的にも良いです。
家族に迎える前に一度こちらの記事を読んで貰えると分かりやすいかもしれません。
パグの特徴は?
パグのカラー
フォーン、ブラック、シルバー、アプリコットの4色が良く知られているカラーですが、現在ではホワイトのパグもアメリカではかなり人気のようです。
子犬のホワイトカラーのパグはかなり可愛い印象を受けました。
パグの原産国
パグの原産国は中国です。
魔除けとして飼われていたり、ヨーロッパに渡ってからも貴族や王室を中心に愛され続けたそうです。
日本に渡ってきたのは1900年前半と言われており、意外と最近だったことに驚きです。
パグ まとめ
ぶさかわ犬の代表としてパグは愛され続けています。
しかし、パグは暑さに弱かったり短頭犬種特有の病気にかかりやすかったりと注意も必要です。
散歩ももちろん必要ですが、熱中症にならないよう夏場は地面が冷えてから、長時間の散歩で呼吸がおかしくないか?など毎日の観察が必要です。
多くの海外の有名人にも愛され、映画やドラマなどでも起用される程、パグは世界中で人気です。
飛行機などでは制限があったりしますので、気を付けることには常に注意をし、パートナーとして幸せに過ごさせてあげましょう。
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