近隣トラブルの一番の原因は、犬の吠え癖でしょう。
しかし、なぜ犬の吠え癖がついてしまうのでしょうか?
何かしら原因があるため、簡単には治らないことが多いです。
吠え癖を治すには、根本的な原因を正さなければ犬の精神状態は不安定のままになってしまいます。
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犬の社会性不足も原因の一つ!
吠え癖の社会性との関係として、
- 何か音に対して不安を抱く
- 来客者に対して警戒する
- 犬の鳴き声に反応しやすい
- 散歩中に人や他の犬に対して警戒する
など、様々です。
子犬の社会化期に、様々なことに慣らしておくだけで明らかに違いが出ます。
しかし、社会性をしっかり身に付けただけで解決ではありません。
権勢症候群による犬の吠え癖!
飼い主が頼りないため、愛犬がストレスを抱えながら来客者やインターフォンなどに対し吠えることもあります。
これは、散歩不足による影響も関係しています。信頼関係が築けていないためです。
また、散歩中に他の人や犬を警戒して吠える理由は社会性不足だけでなく、権勢症候群が原因の可能性もあります。
フードアグレッシブやオモチャの独占欲などがある子は、その傾向が高いでしょう。
犬の散歩不足によりエネルギーが有り余っている!
社会性が身に付いたから穏やかな子になるとは限りません。
それには、散歩不足によるストレスが特に影響しています。
散歩不足の子はエネルギーを有り余らせて違った方法で発散させようとします。
散歩不足による問題行動は様々ですが、吠え癖もその一つです。
そして、吠えることに対してどのように対応しているのかも原因に繋がってしまいます。
犬が吠えれば無視は少し違う!原因を正すことが大切!
犬の吠え癖対策として無視すると効果があると良くありますが、実際にはそれだけでは改善されにくいです。
なぜなら、原因を解決出来ていないからです。
吠える行為は本能ですので悪いことではありませんが、過度な欲求吠えや警戒吠えなど、あまりにストレスな吠え方には落ち着きを取り戻させる必要があります。
例えば、外飼いの子が吠え続けているとします。
鳴き止むまでひたすら無視し続けるにも、鳴き止むまでに数時間かかることもありますし、その間その子はずっとストレスを感じながら吠え続けることになります。
仮に少し落ち着いたとしても、一度でも吠えている時にご飯などを与えるために外に出れば、吠えれば良いことがあると強化され、再び吠え癖が始まる可能性は高くなります。
犬が環境に慣れていない!とにかく不安(里親など)!
新しく里親などで成犬の子を家族に迎えた場合などに見られやすい吠え癖です。
もちろん以前の飼育状況や社会性、人への信頼なども影響しますが、家だけでなく飼い主さんも変わることは犬達にとって凄く不安です。
そのため、初日から不安を抱えた吠え方をする子も少なくありません。
【気を付けるポイント】
まず気を付けなければいけないことは、吠えるから叩く、物音で黙らせるなどは止めましょう。
効果はほとんどないでしょう。
鳴き止んでもすぐに再発する傾向が高いです。
これは夜鳴きする外飼いの子にも同様です。
【オススメの対策】
とにかく環境に慣らしてあげること。信頼関係を築き安心させてあげることを優先しましょう。
そのためにはとにかく散歩です。
愛犬に負担がかからないレベルで構いませんので、1日少なくても2回、時間を決めずに愛犬が落ち着いた状態の時に連れて行ってあげましょう。
おやつで時々指示を出してあげると更に関係に良い影響です。
早ければ2、3日でも穏やかになり始め、吠え癖も落ち着くでしょう。(トラウマなど他に原因が無ければ)
犬の吠え癖 まとめ
吠えることには何か意味があります。
ただそれに対し無視をするだけでは効果は薄く大切な愛犬にもストレスが溜まるばかりです。
原因から取り除いてあげるのが一番の近道です。
一つの対策として、まずは子犬の社会化期に社会性をしっかり学ばせ、運動でストレス発散させること、そして信頼関係を築き上げることが大切です。
成犬の子を迎えた場合は、体に負担がかからない程度にとにかく散歩しストレス発散や信頼関係を築き上げることで不安を和らげてあげることです。
しかし、成犬の子の社会性不足による警戒吠えなどはそれだけで直らないことも少なくありません。
正しいタイミングでの正しい叱り方もしなければいけません。
経験のあるプロに相談されることもオススメします。
他にも吠え癖がなかなか直らない場合は、病気などによる体調不良の可能性もあるので、いつもと様子がおかしいと感じた場合には早めに動物病院へ連れて行くことも大切です。
近隣トラブルをなるべく避け、愛犬が穏やかな状態でいられるよう対策に心掛けましょう!
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