私達は仕事やプライベートなど様々なことにストレスを感じる機会があります。
そのストレスも人それぞれレベルも違い、鬱になったりと病気に繋がる可能性も。
実は、その飼い主のストレスが愛犬にも影響していることをご存じでしょうか?
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犬に飼い主のストレスが影響する!研究により明らかに!
スウェーデンのリンショーピング大学の動物学者であるロス氏の研究チームが、飼い主の髪と愛犬の毛に含まれるストレスホルモンとコルチゾール濃度を調べたそうです。
(コルチゾール濃度は、恐怖を感じた時に上昇します)
様々な状況で研究をした結果、飼い主の不安の強さと最も関係が高かったのは愛犬の不安の強さだったそうです。
しかし、愛犬が不安を感じていても、飼い主が不安という証拠が見つからなかったという。
人はいろいろなことで気晴らしができているということです。
犬は引っ越すことも、自分だけで散歩に出掛けることも、飼い主を変えることもできません。
犬達には飼い主のストレスが影響し、その結果が病気に繋がることも少なくはありません。
犬は飼い主のエネルギーに敏感!
犬は飼い主や他の犬に対し、相手の表情や雰囲気などのエネルギーを感じ取っています。
飼い主が愛犬を叱る際にも、笑いながら叱るのと低い声で堂々と叱るのでは全く意味が違います。
前足を舐め続けたり、尻尾を咬み続けたりする常同行動のある子は、運動不足や愛情不足などももちろん関係しますが、別のストレスが関係している可能性もあります。
- 夫婦喧嘩を毎晩繰り返す
- 家族の仲が悪い
- 飼い主の笑顔がまったくない
- 落ち込んでいる
- 家族に不幸があった
- 家族の中で一番信頼している飼い主が入院した、引っ越しした
など、良くありそうなことでも愛犬にとっては凄くストレスなことでもあります。
私の飼っていた子も、家族に不幸があったことと、私の引っ越しが重なったためか、同時に糖尿病が発症してしまいました。
ストレスはそれだけデリケートなことでもあり、事前に知識を付けて対策するなど、常に注意を払わなければいけない問題だと私は思っています。
愛犬のストレスを取り除いてあげよう!
大切なことは、愛犬が何かしらの原因でストレスを抱えているなら、その原因を取り除いてあげなければいけません。
愛犬が頼れるのは飼い主しかいないからです。
ストレスは様々な病気の原因でもあり、問題行動の原因にもなります。(問題行動の原因についてはこちらを参考に)
研究結果には、神経質な飼い主ほど愛犬のコルチゾール濃度が低かったみたいです。
その分、一緒に散歩に出掛けたり旅行したりと、共に過ごす時間も関係していると思われます。
以前、犬を飼うメリットでもお話ししましたが、きっと共にオキシトシン(幸せホルモン)の分泌も多いはずです。
飼い主のストレスが愛犬にも影響 まとめ
ストレスを溜めることは病気にも繋がります。
飼い主がストレスを抱え不安になっていれば、犬もエネルギーを感じ取ります。
また、家族が喧嘩ばかりしたり、誰かが入院したりして皆が落ち込んでいたりすると、それは愛犬にも繋がっていると思います。
研究結果も出ていますが、私自身経験しているので間違いはないと思われます。(また、この経験についてはまとめて話させていただきます)
ペットとして飼われている犬達は、飼い主を選ぶことも変えることも、自ら気晴らしに行くこともできません。
愛犬の様子は毎日観察(病気対策など)し、十分な運動や信頼関係など、きっと幸せだろうと確信できるくらいが調度良いはずです!
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