犬にも食べると危険な食べ物があります。
愛犬が食べたそうにしてるから、可愛いからと何でもあげてしまうと取り返しのつかないことにも。
良くチョコレートや玉ねぎは危険と耳にしたことがある方も多いと思いますが、実際どのくらいの量が危険であり、どのような症状が起きてしまうのでしょうか?
今回は更にあまり知られていないキシリトールや植物などについてもまとめて解説していきます。
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犬に危険な食べ物リスト!
【チョコレート】
テオブロミンという中毒症状を引き起こす成分が含まれています。
最近ではカカオ◯%など表記された商品も販売されてますが、数値が高いほど危険です。
摂取後も数時間と早く症状が出やすく、胃洗浄や催吐できなかった場合は摂取量や個体差にもよりますが死亡する可能性もあります。
しかし、少量食べてしまった場合は問題ないとも言われています。
個体差もありますが、体重の約1/10の量は致死量になるので、一握りのチョコレートを食べてしまったために胃洗浄や麻酔をするの方が危険です。
チョコレートよりもそちらが原因で死亡するケースがあります。
症状🔜興奮状態、下痢、嘔吐、痙攣など
【キシリトール】
犬はキシリトールを摂取すると急激な低血糖状態に陥ります。
ネット上には様々な報告が書いてありますが、アメリカの中毒情報センターによれば体重10kgの犬がキシリトール1g食べた場合にも治療が必要となるそうです。(個体差にもよる)
キシリトールガム2粒で危険になる可能性があります。
死亡例もあるのでガムの置場所には注意が必要です。
そして、ガムだけではなくイチゴやブドウなど多くの食品にも含まれています。
人の食べ物を与えてはいけない一つの理由です。
症状🔜下痢、嘔吐、痙攣、無気力など
【ネギ類】
ネギ類に含まれるジアリルプロピルジスルファイドやアリルプロピルジスルファイドなどの影響により貧血を引き起こす可能性があります。
個体差にもよりますが、体重1kgあたりの5~10gで危険とも言われているそうです。
ネギのエキスが含まれた食品は避ける必要があります。
症状🔜溶血性貧血、呼吸困難、血尿など
【香辛料】
カプサイシンは犬にとって良い物ではないそうです。
腎臓や肝臓にも負担になり、少量では症状が現れないことも多いそうですが、内臓の状態にもよりますし個体差もあります。
症状🔜胃腸炎、嘔吐、下痢など
【ぶどう・レーズン】
腎臓の組織が破壊されるために急性腎不全が引き起こされている可能性があります。
過去にも4粒の巨峰を食べて急性腎不全により死亡したケースもあるそうです。
たとえ一粒だけでも腎臓が悪い超小型犬には危険の可能性があります。
症状🔜嘔吐、急性腎不全など
【イカ】
生イカにはチアミナーゼという成分が含まれており、ビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性があります。
また、消化不良により嘔吐や下痢になることも。
アニサキスがいる可能性もあるので避けるべき食べ物です。
また、スルメにも塩分が多く含まれているため体に悪影響です。
症状🔜ビタミンB1欠乏症、下痢、嘔吐など
【牛乳】
牛乳には乳糖(ラクトース)という成分が含まれており、この乳糖を消化するためのラクターゼが成犬につれだんだんと減るため不足してしまいます。
そのため、牛乳を飲んだ後に下痢になることが多くなります。
症状🔜下痢など
高脂血症やアレルギーのある子じゃなければメリットのほうが高いという意見もありますが、事前に信頼のできる動物病院の先生に相談したり、せめてペット用のミルクに切り替えるほうが良いでしょう。
【生卵の白身】
生卵の白身にはアビシンという成分が含まれています。
この成分は披毛や皮膚の形成に必要なビオチンが破壊されてしまいます。
加熱することによりアビシンは破壊されるそうなのでゆで卵は問題なく与えても大丈夫ですが、栄養価が高いので与えすぎにも注意する必要があります。
症状🔜皮膚炎、湿疹など
犬の危険な食べ物 まとめ
犬には食べて良い食べ物なのか識別できません。
そして、これらはまだ一部です。
私達も控えるべき食べ物を普通に食べていたり、食べて良い量は持病にも関係してきます。
しかし、人と犬は体の構造が違います。
飼い主の責任の一つとして、卵のように生では危険であったり少量でも危険な食べ物など知識を増やし、大切な愛犬が危険な目に合わないように注意しましょう。
ドッグフードはバランス良く栄養価が含まれています。
トレーニングの際にあげるオヤツも低カロリーで少量にするなど、安全な食べ物や量を意識することが大切です。
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